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2013年5月28日 (火)

戸吹城(根小屋城) 【武蔵】

場所:東京都八王子市戸吹町(場所)
訪問:2013年4月
形態:平山城
遺構:曲輪・横堀・竪堀・土塁など
指定:不明
駐車:入口にある城址標柱のそばに間借
満足:★★★★(4.5点)

築城時期や城主等の歴史は不明ですが、戸吹は武蔵野の府中と甲州の甲府を結ぶ滝山街道(古甲州道)の最中にあり、この場所は街道沿いの要衝として機能していたと考えられているみたいですね。現在も綱代と秋川を結ぶハイキングコースの途中に城址はあるんですけど、これはその名残みたいなものなのでしょうか。
戸吹には戸倉城が残る戸倉や檜原城のある檜原ほどの賑わいは残されていませんが、小仏峠を抜ける甲州街道が使用されるよう
になる前は、ここ戸吹も宿場町としてかなり賑わっていたのかも知れません。

戸吹城の遺構は集落近くに残されている南曲輪と、尾根先の北曲輪に分けられていたみたいですが、多くのブログで指摘されている通り、風雨による侵食によって尾根先の北曲輪には到底いけたものではありません。
南曲輪には横堀や土橋がしっかり残されてはいるんですけれど、どうしてこのような配置になったのか、いまいちよく判らない
場所ではありました。唯一考えつくのは、南曲輪と呼ばれる場所は「関所」として使われていたのかなということぐらい。

南曲輪の訪問難易度は低いので、手軽に横堀を楽しみたいという方には良い場所だと思います。高低差のある二重堀は、それはそれで雰囲気がありますしね。

※動画はまだ作成していません
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↑戸吹城の周辺図。橙色で示したのが、ざっくりとですが、現在南曲輪を通過しているハイキングコースです。
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↑大まかに南曲輪の状態を描いてみました。多少おかしな点があっても見逃してくださいね。
見ての通り、現在の登り口になっている竪堀状通路を中心として、西側は曲輪跡のような平地が残り、東側は二重堀や竪堀・土橋が構築されています。
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↑【竪堀状通路】
登る前は後世に設置された道なのかなと思いましたが、この通路はもともと存在していた竪堀なんでしょうね。意外と傾斜があるので、湿った状態の日にスニーカーや革靴で昇り降りすると、滑って危ないかもしれません。
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↑竪堀状通路を登った先はちょっとした広場になっています。
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↑【二重堀】
南曲輪に残る遺構の規模はそう大きくありませんが、この二重堀はなかなかの見応えです。ただ、どういった用途で用いられていたのか、そのあたりはハッキリしません。
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↑【土橋とそこから下に伸びる竪堀】
竪堀は竹が邪魔をして、見栄えの良い画像が余り撮れていませんでした。
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↑【曲輪跡の様な平地】
ここには厩とか役人の詰所なんかがあったんでしょうかね。あくまで関所として南曲輪を見た場合の意見ですが。
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↑南曲輪と北曲輪へ向かう道の間には、ハッキリとした横堀が残されています。
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↑この横堀の向かいは非常に細い尾根道です。書籍によってはここを馬出と解釈していますが、現状では単なる細尾根でしかありません。
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↑ここから先に尾根道を進んでいくと、尾根先の北曲輪に向かえるのですが、崩落が年々進行していて、現状ではご覧の通りです。
この場所でも相当な高さがあるのに、この先の細尾根を歩いていくなんて行為はとてもとても・・・

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